Namecard of Stefan Sagmeister

荷物整理で出てきたステファン・サグマイスターの名刺。2008年ごろのアドフェスト講演で、彼は様々な企業や代理店の名刺デザインをメタメタに罵った。創業者のサインの入った名刺などはとりわけ最低だと。
講演後、離れた場所でのパーティにふらっと現れた彼に、思わず、ひどい英語で、あなたの名刺が欲しいと言ってもらったもの。気づいた人たちが続いて同じことを言ったけど、これ一枚しか持ってないんだと言って断られていた。僕の宝物のひとつ。

プラスチックと紙の二層になっていて、角度の違う斜線が交差して濃度があがり、モアレのような効果をもたらす。

こんな小さなものにも魂を宿す。今までもらった中で一番の名刺に違いない。